「LINEができない」「ボタンを押すのが怖い」—— 高齢の親にスマホを教えるのは、思った以上に根気がいります。 実際、私も何度も「何度言っても覚えてくれない…」と心が折れそうになりました。 この記事では、私自身の経験をもとに、親世代にLINEを教えるときに役立った“5つの工夫”をご紹介します。
【目次】
- 覚える前に“怖さ”を取り除くことから始める
- 一緒にやるより「やらせる」が大事
- 「送る相手を限定」してスタート
- 写真やスタンプなど「成功体験」を最初に
- 教える側がイライラしない工夫も必要
1. 覚える前に“怖さ”を取り除くことから始める
- 高齢の方は「間違えて誰かに迷惑かけるのでは」と思っている
- 「失敗しても大丈夫」「これは練習だから」と伝えるだけで安心感が違う
- 画面の構成を“見せる”より“触らせる”が効果的
2. 一緒にやるより「やらせる」が大事
- 自分でタップしないと覚えない
- ゆっくり順を追って、できたら必ず褒める
- 教えるときは「1手順1説明」くらいがちょうどいい
3. 「送る相手を限定」してスタート
- 初めは1人だけにメッセージを送れるようにする
- その相手が子どもや孫だと安心して練習できる
- トーク履歴を見て「できた実感」が得られることが大事
4. 写真やスタンプなど「成功体験」を最初に
- テキスト入力は意外とハードルが高い
- 写真やスタンプは“押すだけ”で達成感がある
- 喜ばれる反応があると、「またやろう」という意欲につながる
5. 教える側がイライラしない工夫も必要
- 同じことを10回聞かれても当たり前と考える
- 説明する前に深呼吸。短く区切って伝える
- 「教えることを目的にしない」「会話のついでにLINEも」がベスト

まとめ:LINEは“教える”より“慣れてもらう”
高齢者にとってのスマホは、いきなり使いこなすものではありません。 最初の目的は「できるようになること」ではなく、「怖くなくなること」。 そのステップを一緒に歩めたら、LINEは自然に使えるようになります。