母がくも膜下出血で倒れ、スマホと向き合うことになった僕の話。
はじめに
「親のスマホ、どうにかならないかな…」
正直、そう思ってた時期もありました。
でも2025年、母がくも膜下出血で倒れたことで
スマホの“使い方”よりも、“つながること”の意味に気づかされました。
この記事では、僕が「てんちょブログ」を始めたきっかけを
母との日々と一緒にお話ししたいと思います。
倒れた日のこと
その日は突然でした。
電話に出ない母を心配して姉が実家に向かう、との連絡が仕事の休憩中に。今までそんなことなかったので状況を察して僕も仕事を抜けて実家に向かう。その道中で入る連絡「救急搬送された」「手術の必要がある」「叔母が同意書にサインして手術することに」
病名は「くも膜下出血」——
想像すらしていなかった言葉に、何も考えられなくなった。
退院後の生活を見守るために、僕は東京から岩手に移り住む決断をしました。
退院してきた母と、スマホの壁
日常が戻った…と思ったのも束の間。
母はスマホの通知にびくびくし、LINEを開いては「なんか変になった」と言う。
写真を撮ったのに見つからず、詐欺広告に驚き、
何もしていないのに“何かが起こる”と思っていた。
僕にとっては当たり前だった操作が、母にとっては「わからない不安」だった。
僕は“先生”ではなく、“通訳”になることにした
最初は少しイライラした。
「何回同じこと言えばいいの?」と投げやりになったこともありました。
でもある日、母がぽつりとこう言ったんです。
「なんか…こういうの、誰にも聞けないんだよね」
その一言で、僕の中で何かが変わった。
説明じゃなくて、“橋渡し”をしよう。
教えるんじゃなくて、“寄り添おう”。
同じ境遇(特に突然迎えるとどうして良いか焦る)の人もきっといるはず。そう思ったのが、このブログの原点です。
親とスマホと、そしてこれから
このブログは、母と僕の体験を元に、
「親に教えるのが難しいスマホ操作や設定」を、やさしくわかりやすく伝えることを目指しています。
僕自身、デジタルに強いわけじゃない。
でも、だからこそ「わからない人の視点」で書けることがあると思うんです。
このブログでお届けすること
- LINE・写真・通話などのやさしい解説
- 見守りカメラや便利グッズの本音レビュー
- 相続や終活など“いつか来るその時”の備え
- 家族との距離感に悩む方へのヒント
そして何より、「うちの親もそう!」と笑える“あるある”もたっぷりお届けします。
最後に
このブログが、あなたとご家族の“距離”を少しでも縮められたら嬉しいです。
「親にどう教えればいいかわからない」
そんなあなたに、そっと寄り添えるような場所になりますように。
てんちょ
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